いつか、HIV/AIDSをなくす力になる

元青年海外協力隊、感染症・エイズ対策隊員としてマラウイに滞在。現在はマラウイにてJICAプロジェクト現地駐在員。

私が協力隊に参加したワケ

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私がなぜ青年海外協力隊に参加したのか?今回はそんなお話をしたいと思います。

 

途上国で働きたい

元々、途上国で働きたい(できれば国連で)という目標が高校生ぐらいからありました。大学は国際関係学を学び、もっと専門性を磨きたい、医療系に進みたいということで就職はせずにそのままイギリスの大学院に進学、公衆衛生学を学びました。

 

国連で働く=国際公務員になるために、最低限必要な資格は

大学院卒業、英語力、最低2年の実務経験(できれば途上国)です。

 

大学院、英語力はパス、私に足りないのが実務経験でした。必ずしも途上国での実務経験が求められるわけではないけど、途上国の方が魅力的。そして、公衆衛生という学問は日本ではまだまだあまり浸透していなく、就職先もあまりありません。。。実務経験を積もうとなるとNGOや協力隊が無難です。(しかしNGOは新卒採用はなかなか厳しい)

海外で経験を積みたい

 英語力を落とさないためにも海外で仕事をしてみたかったのも1つです。また、将来実際に働きたい途上国で様々な経験を積んだり、途上国の過酷な生活にも慣れておきたかったというのもあります。 

2年間の実務経験

これが最も大きな理由かもしれません。新卒、経験の浅い私でも2年の実務経験を得ることができます。国際公務員の試験の1つであるJPO受験の資格も得られる、また、更なる実務経験を積むための国連ボランティアにも参加できます。(協力隊推薦枠があります)

 

草の根の活動ができる

正直国連で働きたい気持ちもありますが、NGOなどの草の根で、その土地の人と深く関わりながら働きたいという気持ちもあります。青年海外協力隊はそんな草の根の活動ができるのも魅力の1つです。組織の上に立ち、国全体を変える仕事か、地域に根ざした活動をするのか、どちらが自分に合っているのか、それを考える良い機会になります。

 

参加した結果

1年半活動してみて、本当に参加して良かったと心から思えます。まだ半年残っていますが、現時点で自分にとってメリットだったことは2つ。

 

自分がいかに無知であること。

 

自分にできないことが山のようにあること。

 

これを知れただけで私にとって2年は大きな価値があります。感染症エイズ対策隊員ですが、こちらで活動していると一緒に活動する人から様々な助言を求められます。農業、団体の運営方法について、簿記について、企画書作成などなど。

ちなみに私はどれも経験したことはありません。唯一企画書作成は大学院時代に習っていたので教えられますが、それでも完璧とは程遠い。

 

じゃあ逆にデメリットってなんだろう?って考えたら、頑張って搾り出した結果がこれです。

 

友人の結婚式に参加できないこと。

 

人によってはデメリットではないかもしれませんが。。。この1年半の間に5人の友人が結婚式をあげました。海外、それも日本から遠く離れたアフリカ諸国になると一時帰国するのにも一苦労です。

 

まとめ

 今回は私がなぜ青年海外協力隊に応募をしたのかを書いていきました。国際協力、特に国連機関やNGOで働く人にはその第一歩として考えてほしいなと思います。

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