いつか、HIV/AIDSをなくす力になる

元青年海外協力隊、感染症・エイズ対策隊員としてマラウイに滞在。現在はマラウイにてJICAプロジェクト現地駐在員。

配属先の引越し

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私の配属先であるART(HIV陽性者専用部署)がヘルスセンターの増改築が実施されるということで4月1日から別のヘルスセンターにお引越し。

 

いつ戻ってこれるんだろうとスタッフに聞いてみると、2年はかかるよ、と。アフリカあるある。何事ものんびりなのがアフリカです。

自分が帰国するまでに新しい建物を見られないのが残念です。

 

 

本日は火曜日。ということで、今日はHIV陽性者であるお母さんとそのお母さんから産まれた赤ちゃんが受診に来る日です。

現在ではHIV陽性者の女性でも子供を産むことは可能です。ただし、妊娠時にはARVs=抗レトロウイルス薬(HIVを抑える薬)を毎日飲み続け、出産後の赤ちゃんは2歳まで毎日同じように薬を飲み続けなければなりません。<マラウイの場合>

日本では母子感染自体が少ないもののリスクはあるので、妊娠時のARVs服薬、出産後は人工乳で育てるなどの工夫がされています。

ちなみに2018年、母子感染が1人見つかっています。(妊婦検診を受けなかったのか、それともウインドウピリオドだったのか詳細は不明)

 

ヘルススタッフと共にHIV陽性者から産まれた赤ちゃんの身長、体重、左腕のサイズ(Mid-upper arm circumuference:MUACと呼ばれるテープを使って、左上腕のサイズを測るもの、栄養失調の度合いを見る)を測ります。

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体重計測中

体重計からぶらさがる赤ちゃん、たまに落ちそうになるのでひやひやします。。。

午前だけで100人程のお母さんと子供が来るので火曜日はいつも忙しいです。肌の白い人間が1人いると悪目立ちなので基本泣かれます(笑)

 

最近は外周りが多いのでなかなかヘルスセンターで活動ができていない状態。残りの任期が半年をきったこともあり、ヘルスセンターでの活動も徐々に締めに入ってきたいです。

 

 

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